40代で脳出血となり、当施設を退院直後から利用されている男性がいらっしゃいます。
週5回ご利用され、復職を目指して取り組んでいます。

復職においては職場の理解は極めて重要です。
場合によっては、発症前の業務を行うことを求められるケースもあります。

特に中小企業においては、勤務している人数も少なく、そのような傾向にあるように思います。
ただ、脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血などの脳血管疾患を発症すると、程度は違えど障害が残ってしまうことが現実です。

その中で、復職をしていくには、職場に正確に状態を伝えていく必要があります。
以前の業務内容をヒアリングして、
「これくらいならできる」
「これはここを工夫するとできそう」
といったように、課題を整理して、訓練に落とし込んでいく必要があります。

当施設では、復職に向けて課題を訓練内容に取り入れて行うため、復職に向けた機能訓練を求めている方々が多数ご利用しています。
理学療法士、言語聴覚士、看護師、社会福祉士、介護福祉士が一体となり、サービスを提供しているからこそ、できる取り組みであると自負しています。

リハビリテーションは、「その方らしい生活を送る」ための手段です。
その方が、どのような生活を望み、どうしたら実現できるのか?を考えながら、機能訓練を提供しています。