してもらう側からしてあげる側へなること

こんにちは。

リハテーラー横浜都筑の久保瑛です。

早いもので4月も残す所あと1週間余りとなりました。

今年度もリハテーラーでは新卒の職員を迎えることができ、新体制でスタートすることができました。

学生から社会人になるにあたり どんな想いで仕事に打ち込めるかというのは今後、長い社会人生活の中で大切なことです。

今回は私が愛読している 稲盛和夫氏の書籍「生き方」より新入職員に対して仕事の価値観、考え方の話があったのでお伝えしようと思います。

稲盛和夫氏というと京セラの創設者であり、日本航空を再建するなど経営の神様と呼ばれた方です。

京セラがまだ中小企業だったころ、入社式のときに、大卒の新入社員に対して次のような話をしたことがあります。

“キミたちは、いままで両親や社会のさまざまな人たちのお世話になって生きてきた。 これからは社会人になるのだから、今度は社会に対してお返しをしていく番だ。社会人になってまで、人から何かをしてもらおうという気持ちでいてはダメだ 「してもらう」側から「してあげる」側へと、立場を180度変える必要があるのだ

このような話をするきっかけとなったのは、京セラがまだ小さく、十分な福利厚生もなかったころのこと、入社して間もない大卒の新入社員たちが「もっとましな会社かと思っていたら、福利厚生もしっかりしていないし、待遇もよくない」などと文句をいってきたからです。

それに対して、私は「たしかにいまはまだこの会社は小さく、十分な設備も制度もない。しかし、これから会社を立派にして、十分な福利厚生もある企業にしていくのは、これからのキミたちの働きいかんだ。してもらうのではなく、自分でつくり上げるのだ」と叱りつけました。

他人から「してもらう」立場でいる人間は、足りないことばかりが目につき、不平不満ばかりを口にする。しかし、社会人になったら、「してあげる」側に立って、周囲に貢献していかなくてはならない。

そのためには人生観、世界観を180度ひっくり返さなければならないと、諭したのです ”

とあります。

不平不満を漏らさず、いま自分がやらなければならない仕事に一所懸命打ち込むこと。

それが人生を輝かしいものにしていく唯一の方法と言っても過言ではありませんと後のインタビューで答えています。

どんな心構えを持つかで 自分の人生も変わっていきます。

自分が源と考え、何ができるかを考えられる人はどんな分野でも活躍することができます。

弊社では定期的な研修や人間学を書籍から学ぶなど、人ととして成長する機会があります。

多くの方に貢献できる職業だからこそ人としての成長も求めていきます。

興味がある方、是非一度お越しください。

あなたからのご応募お持ちしています。

リハテーラー横浜都筑

久保瑛

リハテーラーで大切にしていること(まずは、紹介から)

発達領域の理学療法士の長谷川です。

今回は、リハテーラーの預かりにおいて、大切にしていることを書きます。

色々な職種が働いていますが、職種に関わらず、お子さんに接するときに大切にしています。

次回以降のブログで、①~⑤まで順番に解説していきます。

① 子どもたちの健康を守ります
・お預かりをしている中で、健康のために必要なケアを実施していきます。
・子どもが子どもらしくあるために、健康であることを願います。
・特別な技術ではなく、日々の姿勢的ケアや抱っこの仕方、吸引のタイミングなど、本人の心地よさを保証します。

② 子どもたちの表出を大切にし尊重します。
・言語コミュニケーションに障害のあるお子さんにとって、運動制限は、コミュニケーション手段の制限です。
・リハテーラーのリハビリは、セッションです。どんな仕草も、大切な表出として受け取り、相互方向のやりとりとして受け止めます。

③ 子どもたちの未来を創造(想像)します。
・日常を一緒に過ごす中で、お子さんの将来を想像し、生活上の様々な選択肢を広げていけるように、未来を創造していきます。
・ご家族の願いと支援者の願い(mission)、本人の願い(vision)、それらのうち優先すべき物事(value)を思考し、必要なことを支援していきます。
・医療者として予期できる二次障害に対し、必要最低限の出来ることを判断し取り組みます。

④ 子どもたちの遊び心を大切にします。
・子どもは、遊びの中で学び成長していきます。本人の「やりたい」は、学びのチャンスです。
・興味関心を広げながら、日常に活かせる活動を取り入れていくことを約束します。
・自宅や学校では行えない非日常的な活動を、積極的に取り入れ、多くの体験ができる機会を提供します。

⑤ 子どもたちと共に暮らす家族と、その支援者を支えます。
・子どもたちが安心して社会で生活するためには、家族の支援が不可欠です。
・家族の精神的負担・身体的負担の軽減のために、出来ることを考え行動します。
・家族だけでなく、学校や保育園など様々な過ごしの場所と協働し、必要な専門的な知識と技術を惜しみなく提供します。

私たちの支援は、すべて上記の中に含まれていることを行っております。

どのように行っていくか、分からないことがあってもフォローする体制があります。

就職いただければ、重症心身障害のあるお子さんに関して、濃厚な経験が出来ることを保証いたします。

長谷川

FUKUSHImeets!に参加してきました!

こんにちは、理学療法士の山口です!

先日、H&Hのスタッフ3名でFUKUSHImeets!という福祉に関する企業や法人の合同説明会に参加してきました。

こちらのイベントは、参加者全員スーツ禁止で各ブースも円卓を囲むスタイルでラフに、カジュアルに就活の相談ができるスタイルで企業と学生の会話も多く、活気あるイベントでした。

実際に参加をして感じたことが3つあります。

1.各企業、法人の特色があるということ

 今回のイベントでは、冒頭に各企業の30秒プレゼンがありました。30秒ですので、いかにインパクトを残すか、伝えたいメッセージを届けるか、というところでしたが、元気いっぱい、笑顔いっぱいで企業のイチ押しポイントを伝えたり、楽器の演奏やお笑い要素があったりと各企業見せ方が様々で企業の雰囲気が伝わる30秒でした。

 どの企業も前向きに、楽しそうな雰囲気で、福祉業界は目の前の人を支援する仕事なので人柄が重要であると改めて感じました。

2.同じ業種でも違いがあるということ

 1のように企業の色があることに加えて、同じ事業でも大事にしている価値観や方向性が異なることがわかりました。例えば放課後等デイサービスでも、非日常の体験や工作に力を入れているところや、お子様の身体機能面に注力しているところ。事業としても知的障がいが中心な放デイ、弊社のように重症心身障害児や医療的ケア児が中心な放デイがあります。どんな形であれ地域社会に貢献しているのは間違いありません。ぜひ、なぜその事業をやっているのか。なぜその方向性でおこなっているのか。そういった背景を聞いてみると自分にあった企業、法人が見つかるかもしれません。

3.素敵な学生が多いという事

 これが一番強く感じました。「自分はこういうことがやりたい」と決めている人、「まだ何をやりたいか決まっていない」という人、様々でしたがなにより自分自身の未来のことを前向きにどうしていこうか、と悩んでいること自体が素晴らしいな、と。

 ブースでは真剣に説明を聞きながらたくさん質問してくださったり、こちらからの質問にも素直に答えてくださる学生さんばかりで、伝えているこちらが嬉しくなる時間でした。

今回のイベントでH&Hがみなさまに伝えたかったテーマとして、

フローレンス・ナイチンゲールの言葉で

「犠牲なき献身こそ、真の奉仕」

という言葉があります。

福祉や介護の業界は、“誰かのために”と自分を犠牲にしても貢献する人がたくさんいます。これ自体は素敵なことかもしれませんが、我々は支援者こそ豊かであり、豊かな人だからこそ素晴らしい支援ができると考えています。

豊かさとは、生きがいなど心の豊かさだけでなく経済的なことももちろん含めます。

だからこそ今、日本が、福祉業界がどういう状況で今後どうなっていくのか、その中で私たちはどうしていくべきなのか、そういったことも情報としてお伝えしていきます。

詳しく知りたい方、興味のある方はぜひH&Hの説明会にご応募ください。

リハテーラー横浜港北
理学療法士
山口大貴

弊社が社員教育に力を入れている理由

こんにちは

リハテーラー横浜都筑の理学療法士 久保瑛です。

弊社では新卒、中途とともに社員教育に力を入れています。

社内でのOn-the-Job教育やe-ラーニングといった制度を整えていますが 定期的に外部の講師を呼んでの全体研修なども取り入れています。

労産総合研究所による2023年度教育研修費用の実態調査によると従業員1人あたりの研修費は年間3万円程度であり 介護福祉分野に限ると1人あたりの教育費の平均は1万以下という結果が出ています。

弊社の社員教育費は1人あたり30万を越える年もあります。

特に新卒の教育に関しては多くの投資をしています。

なぜそれ程社員への教育に力を入れているのか、これには幾つかの理由があります。

人材の育成

社員教育は個人の成長に繋がります。

物事の見方、考え方が変化することで行動が変容していきます。

個人が成長していくことは業績を向上させ、ひいては組織全体の目標達成や成果の向上に結びつきます。

また組織の理念やビジョンが社員に浸透することで自分の仕事の価値を見い出し、主体的な行動に繋がっていきます。

キャリアアップの実現

研修を通して仕事に対してのマインド、スキル、ノウハウを学んでいきます。

自分のありたい姿を明確にしていく中で、現在の自分の行動を見つめ直し、今後の目標を考える機会になります。

他にも組織風土の改善や帰属意識を高めることにも繋がっていきます。

人生の大半の時間を占める仕事だからこそ

“やりがいを持って楽しく働いて欲しい”

“会社を自己実現の舞台にして欲しい”

“物心ともに豊かな人生を送って欲しい”

その想いがあり、社員教育に力を入れています。

一人の人としても成長できる環境がリハテーラーにはあります。

あなたからのご応募お待ちしております。

リハテーラー横浜都筑

理学療法士

久保瑛

「放課後等デイサービスで、働きたいセラピストの方へ」

発達領域の理学療法士の長谷川です。

今回は、セラピストの仕事についてお話していきます。

預かり時間中のセラピストの仕事は、4つに分けることができます。

一つ目は、お子さんに対してマンツーマンでセラピーを行う時間です。

しっかりと、集中して、評価やアプローチを行うことは、お子さんの発達を知るうえで非常に重要なことです。

二つ目は、理学療法士同士で、評価を一致させる時間です。

弊社の理学療法士は、担当制ではなく、みんなで全員のお子さんに関わっています。一人のセラピストの考え方や見立てで進めるのではなく、協同して行っていくことが重要です。

三つ目は、看護師や保育士、児童指導員に対してお子さんの特徴やかかわり方を伝達する時間です。

一日の預かり中に、セラピストが、全員のお子さんを見られるわけではありません。ポジショニングや抱っこの仕方、食事介助方法等、必要な支援の質を上げていくことで、お子さんが快適に過ごせる空間を作っています。

四つ目は、複数人のお子さんを把握する時間です。

人数配置として、すべての子どもに、スタッフがついているわけではありません。他のスタッフがマンツーマンで活動しやすいように、複数名のお子さんを把握することも必要です。できる限り、共通の楽しみを見つけてただ過ごすだけということがないように意識していますが、集団活動の難しさがあります。

このように、上記の4つの行動を意識して、だらだらと時間を過ごさないようにすることを意識しています。

入社直後は、ケアのお手伝いや送迎など、日常のお世話も多くしていきます。その関りの中で、本人の身体の特徴などを把握し、セラピーに活かすこともできます。

放課後等デイサービスに求められている理学療法士の質は、昔のようなスペシャルなセラピストの素晴らしいハンドリングではなく、日常の中に落とし込める丁寧な関りを繰り返し行っていくことの技術です。

教育体制としても、先輩セラピストから丁寧にお伝えする時間も、確保しております。

地域のセラピストとして働きたい皆さん
ぜひ、見学にいらしてください。